「この曲好き!」はどうやって生まれる?

2026年02月21日 13:23

またまた、小学校での「得意なこと発表」でピアノを弾く生徒さんが2人います😊

3年生のKちゃんは、先週合格した曲と、昨年の発表会で弾いた曲を披露するそうです。

実はその合格した曲、途中で少しイヤになっていた曲でした。

左手の和声が変わるところ。
左は跳ねるのに、右はなめらかに。

頭をフル回転させないといけない部分です。

でも、レッスンを重ねるうちに弾けるようになり、無事合格!

「あれ?この曲好きじゃないって言ってなかった?」

と私が聞くと、

「弾けたら好きになった!☺️」

と、にっこり。

弾けるようになると、「楽しい!」や「好き!」に変わる。

私はその瞬間を見るのが、この仕事でいちばん嬉しい時間です。

そしてもう一人。

2年生のHちゃんも、学校の発表でピアノを弾くことになりました。

ピアノは2人までとのことで…
7人中2人に選ばれたそうです👏

発表曲は『カンカンダンス』。

一度合格した曲ですが、

「音がころばないように、もっと良くしたい!」

と、メトロノームでゆっくりのテンポから始め、2メモリずつ上げていく練習を提案しました。

合格したら終わりではなく、もう一度向き合う。

その姿がとても嬉しかったです✨

〜私の昔の話〜

中学1年生の頃、私はショパンが弾きたいと思っていました。

でも、自分から先生に言える状況ではありませんでした。

先生が持ってきた曲は、ショパン『ワルツ第11番』。

変ト長調、♭が6つ。

楽譜を見た瞬間、「えっ…💦」と思いました。

でも先生は言いました。

「黒鍵が多いほうが、意外と弾きやすいよ。」


家に帰り半信半疑で譜読みを始めると、

「あ、なるほど…」

と思えた瞬間がありました。

中間部までいけば、あとは再現部!
ゴールが見えたとき、やる気が生まれました。

辿々しくとも弾けるようになってきた頃、

「あれ?この曲、好きかも!」

最初は戸惑った曲が、いつの間にか好きになっていました。


今は楽譜も手に入りやすく、恵まれた時代です。

でも、選べることと好きになれることは同じではありません。

好きになるために必要なのは、

🌟弾けるようになっていく実感

🌟「できた!」という体験

です。

苦手だった曲が発表曲になることもあれば、
一度仕上げた曲をさらに磨こうとする姿もある。

どちらも、とても素敵なことです🌸

正直、食わず嫌いはもったいない!

最初は好きでなくてもいい。

でも…

「難しそう…」
ちょっと弾けないと
「ヤダぁ〜」
で終わってしまうのは、もったいないですね🍀


レッスンでは、一人ひとりに合わせた宿題の出し方をしています。

週1回のレッスン。
あとのお家練習時間をどう使うかで、進み方も、「好き」になる体験も変わります。

弾けるようになって、流れが生まれ、曲の色が見えてくる。

そのとき、

「なんか好きになってきた!」

が生まれます。

だから私は、
「イヤ」で投げない心を育てたいと思っています。

Kちゃん、Hちゃん。

学校の発表では、きっと自信を持って弾けると思います。

私は、

「ブラボー!だからね〜」

そう言って、送り出しました😊


最後までお読みくださり、ありがとうございました🌷

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