10歳ぐらいから、自分で何とかしてみる

2026年09月26日 13:32

シルバーウィークも終わり、ここ最近は朝晩がだいぶ涼しくなってきましたね。

日中はまだ暑い日もありますが、朝、窓を開けたときの空気が少しひんやりしていて、「秋が近づいてきたな〜」と感じます。

さて、今日は少し子どもたちの成長について。

10歳ぐらいからかな…

レッスンをしていて、「あ、この子、ちょっと変わってきたな」と感じることがあります。

お話が聞けるようになったり、待てるようになる。

今まで学校のことや家での出来事をいっぱい話してくれていた子が、だんだん話さなくなってきたり…(これは私としては、ちょっと寂しいんですけどね…)

こんな変化があると、「大人への階段を登ってるんだな〜」と思ったりもします。

そして、少しずつ「自分で何とかしてみる」ということもできるようになってきます。

お家でのピアノ練習、うまくいかなかったら、「どうしたらできるんだろう?」と考えてみる。

やり方を変えて、もう一度やってみる。

そして、「あ、自分でやったらできた!」と思える。

この経験って、けっこう大事なんじゃないかなと思っています。

一度「自分でやったらできた!」という経験があると、次に何かあったときにも、「じゃあ、今回も自分でやってみようかな」と思いやすくなる。

そうやって、少しずつ「自分のこと」として考えられるようになっていくのかな…と思います。

私がレッスン中に、

「今、何年生かな?」

「次は何年生になる?」

「ピアノ何年習ってますか?」

「これからどんな曲を弾きたい?」

な〜んて聞くことがあります💦

私としては、

「自分のこととして、ピアノのことを考えてほしい」

という気持ちと

「もう小さい子ではないんだよ。少しずつ自分のことを自分で考えていけるようになってきたんだよ」

ということを、自分自身でもちょっと意識してもらいたいからです。

もちろん、子どもによって成長の早さは違いますので、全員ではないのですけどね。

ただ、こういうことを聞きたくなるのは、どこかまだポワーンとふわっとしていて、自分のこととしてあまり考えていないように見える子だったりします。

それがダメということではないんですけどね。

ただ、10歳ぐらいからは少しずつ、「自分で何とかしてみる」という経験もしていってほしいなと思うので、ちょっと厳しいことを言ったりもします😅💦

家での練習の鍵は、やはり『意識する』こと

ただピアノを触って、何も考えずに長く弾いていれば、それで上手になるというものでもありません。

「どうしたら、もっとスラスラ弾けるようになるんだろう?」

「ここでいつも間違えるな。じゃあ、ここだけ練習してみよう!」

「この前、先生がここは指番号に気をつけてって言ってたな」

そんなふうに、考えながら練習する。

たとえば、同じところを何度も間違えるなら、そこだけ取り出してみる。

少し前から弾いてみる。

テンポを落としてみる。

これも、ただテンポを落とすだけではありません。

ものすごーくゆっくりです。

次の音を見て、指を準備して、「次はこれだな」と考えられるくらいのテンポ。

速く弾いていると、今弾いているところで精一杯になって、次を見る余裕がなくなってしまいます。

考える余裕がなくなって、勢いで弾いてしまうこともあります。

だから、練習ではあえてものすごくゆっくりにして、一つ一つを確認しながら弾いてみる。

……なんて言っていますが、これ、もちろん私自身にも言えることなんですけどね😅

私もまだまだ、ゆっくり練習をしないといけないことがあります。

子どもたちに「ゆっくり弾いてね」と言いながら、自分にも「はい、ちゃんとゆっくり練習しましょう」と言いたくなること、しょっちゅうです💦

楽譜を見て弾く意識

音符だけではなくて、指番号や休符、強弱など、楽譜に書いてあることをちゃんと見る。

休符も、ただ「休み」ではなくて、音楽の一つです。

手元ばかり見てしまう子には、近い音なら、できるだけ手を見ないで弾いてみようと言うこともあります。

これは、耳を使って弾くためでもありますが、もう一つ大事なのが、指先で鍵盤の感覚をつかむことです。

鍵盤は、目で見なくても、指先の感覚である程度の位置が分かるようになっていきます。

「ここには黒鍵がある」「ここは黒鍵が2つ並んでいて、その次にこうなっている」など、鍵盤の並びや形を指先で感じる。

どのくらい離れているのか、次の音までどのくらいの距離なのか。

そういう鍵盤との距離感を、少しずつ指先で覚えていくことも大切です。

もちろん、大きく跳ぶところなどは目で確認したほうがいいですけどね。

時には、遊びのように目を閉じて弾いてみることもあります。

そうすると、耳を使うだけでなく、「指先で鍵盤を感じながら弾く」という感覚も養えます。

こういう感覚って、ピアノを弾くうえではけっこう大事なんですよね。

レッスンで先生に言われたことを、家に持ち帰って、思い出して自分でもう一度やってみる。

これも「意識する」ということですよね。

レッスンは週に1回です。

その1回の中で、先生が一緒に弾いたり、直したり、ここはこうしてみようと伝えたりします。

でも、家に帰ってから次のレッスンまでの時間のほうが、ずっと長い。

せっかくレッスンで言われたことも、何日もそのままにしていると、「あれ?先生、ここ何て言ってたっけ?」となってしまいます。

青い線も、丸も、矢印も、自分で書いたメモさえも忘れてしまう😵

それで次のレッスンで、また同じことを言われる。

これ、けっこうもったいないんですよね。

できればレッスンの日、難しければ次の日くらいには、少しでもピアノに触れておく。

そして、先生に言われたことを思い出して、もう一度やってみる。

そんなことも、「自分で何とかやってみる」の一つだと思います。

週一回のレッスンで、グランドピアノで弾ける機会を大切に

今、うちの教室では7割くらいの生徒さんが電子ピアノなので、教室に来たときにグランドピアノを弾ける機会を大切にする意識があるかどうかでも、少しずつ違ってくるように感じます。

レッスン前に前の生徒さんをお家の方のところまでお見送りにいって、お話する時間、3分〜5分かな…

待っている間に「出席のハンコをして、ピアノ練習しててね!」と伝えますが、戻ってみると、何をする時間なのかは分かっているはずなのに、何もせずにただボ〜っと椅子に座っている子や、教室のものをゴソゴソ触って遊んでいる子もいます💦

せっかくの時間をもったいないな〜と思います😮‍💨

ただ、意識が持てるようになる子は、その日レッスンでやる教本をピアノの譜面台の横にセットし、少しの間でもピアノ練習をしていてくれます。

これは、10歳になったからという問題ではないですが、そろそろ10歳くらいからは、今の時間は、何をする時間なのか?という意識が芽生えてくるといいな〜と思っています。

小さいうちは、お家の方が「ピアノやろうか」と声をかけたり、横に座って一緒に練習に付き合ったり、弾くところを聴いてあげたり。

そういうサポートも必要だと思います。

でも、少しずつ大きくなってきたら、

「今日、先生なんて言ってた?」

「どこを練習するんだった?」

と聞いてあげるくらいにして、少しずつ練習のバトンを子どもに渡していく。

その境目は、子どもによって違います。

だからこそ、その子の様子を見ながら、少しずつでいいんだと思います。

私がピアノを教えていて、一つの目標にしているのは、教室を卒業したあとも、自分で弾きたい曲を見つけて、楽譜を手に入れて、分からないところを自分で考えながら弾けるようになってほしい、ということです。

「この曲弾いてみたいな」と思ったら、自分で楽譜を探して、自分で弾いてみる。

そんなことができたら、ピアノって、教室を卒業してからもずっと楽しめますよね。

自分の好きな曲を、自分で弾ける。

これって、人生がちょっと豊かになりますよね。

そのためにも、レッスンで教えてもらったことをその場だけで終わらせず、家に持ち帰って、自分でもやってみる。

うまくいかなかったら、どうしたらいいか考えてみる。

そういう経験をしていってほしいな〜と思っていますので、先生としては、ちょっとずつ厳しくなってくる場面もあります😅

ピアノって、何もしないで簡単に弾けるようになる魔法なんて、どこにもありませんからね。

だからこそ、ただ練習するんではなくて、何をどうやったらうまくいくようになるのかと意識して練習すること。

レッスンで言われたことを思い出してやってみること。

『すべては意識することから』なのかなと思います。

そして、自分で何とかしてみた、「自分でやってみたらできた!」という経験を、このぐらいから少しずつしていってほしいなと思っています。

最後までお読みくださり、ありがとうございました💐

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